Saviour Machine [Saviour Machine I (2023 Remaster)] 1993
中心人物であるEric ClaytonのFacebookでデビュー作をリマスターしている情報を発見,発売30周年記念.Youtube以外には今のところ音源はなさそう.
オリジナル盤は日本盤も発売されており,初めて買ったゴシック系のアルバムな気がする思い出深い作品.母国アメリカより欧州での人気が高くてドイツでのライブ盤とか,その後もamazonとか無い時代に輸入盤で買い揃えたなぁ.
Saviour Machine [Saviour Machine I (2023 Remaster)] 1993
中心人物であるEric ClaytonのFacebookでデビュー作をリマスターしている情報を発見,発売30周年記念.Youtube以外には今のところ音源はなさそう.
オリジナル盤は日本盤も発売されており,初めて買ったゴシック系のアルバムな気がする思い出深い作品.母国アメリカより欧州での人気が高くてドイツでのライブ盤とか,その後もamazonとか無い時代に輸入盤で買い揃えたなぁ.
Band : Aara
Album : Triade III: Nyx
Year : 2023-03
Label : Debemur Morti Productions
Bandcamp, Facebook, Spotify, metal-archives
スイスのアトモスフェリックブラックメタルバンドAaraによる5thアルバム.
2021年発表の[Triade I: Eos], 2022年発表の[Triade II: Hemera]と続いたCharles Maturinの小説「Melmoth the Wanderer」をベースにした3部作のラストを飾る作品.「放浪者メルモス」というC.R.マチューリンの代表作とのこと.
最新作は,鬼気迫る歌声,優美なキーボードアレンジと共にトレモロリフ+ブラストビートで疾走するメロディックブラックメタルが印象的な作品.三部作の1部はポストブラックメタル的な雰囲気で,2部はクワイアなども入り荘厳で少しプログレッシブ,そして本作はエピックなブラックメタル.
全作品に共通に言えるのは,単に疾走するだけでなく,単調にならずフックを付けてファストに展開しているメロディックブラックメタルであるということ.
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Aara [Triade III: Nyx] Artwork : Michael Handt |
Band : Rise to the Sky
Album : Two Years of Grief
Year : 2023-06
Label : Tragedy Productions
Bandcamp, Facebook, Spotify, metal-archives
チリの独りアトモスフェリックドゥームメタルユニットによる7thアルバム.
2021-09リリースの[Per Aspera Ad Astra], 2022-05リリースの[Every Day, a Funeral], 2022-11リリースの[Stay with Me When You're Gone]と続いたThe Griefシリーズ四部作の完結作 (@metalone).
前作で存在を知ったバンドで,チェックしようと思いつつ積聴になっていた作品.
ドラム以外は全パートSergio Gonzalez Catalanが担当しており,ドラムはここ3作はEmidio Ramosが担当.アルバムは四部作ともシンフォニックドゥーム作で,ヘビーなバッキングと重低音の咆哮に,チェロなどの物悲しいストリングスと泣きのギターが絡むスケールの大きい作品.
連続して聴くのは多少疲れるけど(苦笑),お父様が亡くなられ,それに伴う事象を綴っただけあり,4作とも密度の濃い充実したドゥーム作.Bandcampでは4作セット($40)も発売中.
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Rise to the Sky [Two Years of Grief] Artwork : Natalia Drepina |
Band : Fires in the Distance
Album : Echoes from Deep November
Year : 2020-09
Label : Prosthetic Records
Bandcamp, Facebook, Spotify, @DistanceFires, metal-archives
アメリカのメロディックドゥームメタルバンドFires in the Distanceの1stフル.2023-04にリリースされた2ndアルバムで存在を知ったバンド (@metalone). 新作の前にと思ったけど,リリース後になってしまった..
ドゥーム系ってストリングスなどを中心としたアレンジがされがちやけど,キラキラ感があるキーボードの音色が配されていて個性的.そんなアレンジに加え,どんよりとうねった感じも少ないので,メロデスに近いパワフルなサウンドを聴ける作品.Insomuniumとか北欧の慟哭系メロデス好きな人にも受け入れられそう.
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Fires in the Distance [Echoes from Deep November] Artwork : Caelan Stokkermans |
Band : Sacred Outcry
Album : Damned For All Time
Year : 2020-09
Label : No Remorse Records
Bandcamp, Facebook, Spotify, metal-archives
ギリシャのメロパワバンドSacred Outcryによる2020年発表の1stフル.Ba, Gt, Dsの3人でバンドが構成されており,パーマネントなVoは不在.本作ではゲスト扱いでBeast in BlackのYannis Papadopoulosがアルバム全編でVoを担当.
そして,これを書いてる2023-05には2ndアルバム[Towers of Gold]も発表しており,こちらではYannisに代わり元Lost Horizonの名手Daniel HeimanがVoを担当,ゲスト扱いではなく正式加入??このVoの流れは同じくギリシャのバンドWarrior Pathと同じ流れだと気づくあなたは劇的メタルマニアw
アルバムの方は,ヤニスの力強い歌声を持て余すことなく配したエピックなメロパワ作.BiBよりもWarrior Pathの方に近い作風.ギターを中心とするパワーメタルサウンドに,ほどよくシンフォニックなアレンジがされており,そこにヤニスのハイトーンシャウトがのっかるシンフォパワー作.バラード調の曲も泣ける.
Rhapsody, 暗くないKamelotなど好きな人向け.自分が知ったのも後追いやけど,このクオリティでそこまで日の目を見ないのは勿体ない.
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Sacred Outcry [Damned For All Time] Artwork : George Apalodimas |
Band : Heathen Foray
Album : Weltenwandel
Year : 2020-02
Label : Massacre Records
Bandcamp, Facebook, Spotify, @heathenforay, metal-archives
オーストリアのメロデスバンドによる5thアルバム.Twitterをあさると2010年にもチェックしていて,2023-04リリース予定の新作[Oathbreaker]の情報を見てチェックした作品.新作のリリースが近づいてきたので積聴リストの上位に (@metalone).
最近そういうのが多いな.次に予定しているのも然りで…
バトルメタル系のメロデスで疾走感よりも,重厚なクワイアと雄壮なメロディが印象的な作品.見た目は比較的スタイリッシュながら,Amon Amarthとカップリングで回ったら面白そうなバンド.ファストでヒロイックなナンバーでアルバムを締めくくる構成もイイ.
野太い咆哮と雄々しいクワイアが響く骨太なヴァイキング系メロデス.しっかりと緩急もついており,最初から最後までパワーで押し切る作品.
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Heathen Foray [Weltenwandel] Artwork : Denis Cardan |
Band : Ignea
Album : The Realms of Fire and Death
Year : 2020-04
Label : Independent
Bandcamp, Facebook, Spotify, @ignea_band, metal-archives
ウクライナのHelle Bogdanova嬢をフィーチャーした5人組バンドIgneaの2ndフル.2015年結成で,2017年に1stフル[The Sign of Faith]を発表し,本作を発表.その後,Napalm Recordsと契約し2023-04には3rdアルバム[Dreams of Lands Unseen]をリリース予定.この3rdアルバムの情報で存在を知ったバンド.
男女ツインボーカルと思いきや,Helle嬢が一人でグロウルもクリーンも歌い分けていてビックリ.ヘビーなリフをからめる所など初期のLacuna Coilっぽさを感じるものの,専任キーボード奏者が在籍しており,7曲目"Gods of Fire"などではキーボードソロも配されておりサイケデリックなところはAmorphis, フォークっぽいパートはBattlelore風.新旧色んな味わいがミックスされたプログメタル.
本作発表前の2021-10にリリースされたErseduとのスプリット作[Bestia]もチェック.Erseduがダークシンフォニックメタルバンドである影響かLeaves' Eyesみたいなシンフォニックバイキング系の曲もあり.コラボ曲"Mermaids"も疾走していてイイ.
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Ignea [The Realms of Fire and Death] Artwork : Maria Goruleva |
Band : Dawn of Ouroboros
Album : The Art of Morphology
Year : 2020-03
Label : Naturmacht Productions
Bandcamp, Facebook, Spotify, metal-archives
アメリカのプログレッシブデスメタルバンドDawn of Ouroborosによるデビュー作.GtのTony Thomasと女性VoのChelsea Murphyを中心とするバンド.両者はCailleach Callingでも2022-03にアルバムを発表しており (@metalone),同じくアメリカのポストブラックメタルバンドBotanistで活動するメンバーも在籍.
2023-04にはProsthetic Recordsに移籍し2ndフル[Velvet Incandescence]をリリース予定.こちらは予約済み.
アルバムの方は1stとは思えないレベルの楽曲が多く,特にギターのメロディとクリーンとグロウルを操るChelsea嬢の歌いっぷりが印象的.ポストブラックメタルっぽい展開もあり,音数よりもメロディとアグレッションの対比に重きを置いた展開のあるプログレッシブデスメタル作.Persefoneとか好きな人におすすめ.破壊力と美旋律の融合.
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Dawn of Ouroboros [The Art of Morphology] Artwork : Jill Colbert |
Band : Folkrim
Album : On Foaming Waves
Year : 2022-10
Label : Inverse Records
Bandcamp, Facebook, Spotify, metal-archives
フィンランドのフォークメタルバンドによる2ndアルバム.2021年に1stアルバム[Tales of Tumult]を発表し,Inverse Recordsと契約し本作を発表.
基本的にはパワーメタル寄りのフォークメタルで,力強く疾走する楽曲に雄々しいボーカルと笛やヴァイオリンと言ったフォーク要素が散りばめられた作品.Alestormのような陽気でパンキッシュな雰囲気は,アートワークにも描かれている船と関連したパイレーツをテーマにした作品だからなのかも.
前半は海賊サウンドを楽しめるけど,後半になるにつれダレて,ラストが10分弱のゆったり目の曲で散漫に終わってしまうのが残念..
1stもチェックしたけど,勢いがあるパイレーツな2ndに対してミステリアスな1st. とは言え,2ndではボーカル/コーラスの幅が広がり,プロダクション含め全体的にレベルアップしてるのが分かる.何かしら代表曲が欲しいってのと,アルバムよりライブなバンドなのかと.
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Folkrim [On Foaming Waves] |
Band : Chaos Over Cosmos
Album : A Dream if Ever There was One
Year : 2022-11
Label : Independent
Bandcamp, Facebook, Spotify, metal-archives
ポーランドのマルチプレイヤーRafal Bowmanを中心とするプログレッシブデスメタルプロジェクトによる3rdフル.本作でも昨年発表の2nd [The Silver Lining Between the Stars]と同様にアメリカ人のKC Lyonがボーカルで,その他の楽器をRafalが担当.Twitterで存在を知りチェックした作品 (@metalone).
上記Youtubeは01-06が新曲で,07-10の後半4曲は2020年発表作[The Ultimate Multiverse]収録曲のリレコーディング曲.前半の本編が40分になるけど高密度.アルバムのオープニングから分かるように音数が多いテクデス系,エレクトロっぽい雰囲気もありDragonForceとブラステを足して,メタルコアを少々入れテクニカルにしたような作品.Gt以外はプログラミングとは言え,各楽器のユニゾンとか音の重なりと数がアタオカなレベル.
テンション高めなエクストリーム系が好きな方にオススメ.デスメタル色は薄く苦手な人でもいけるはず.
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Chaos Over Cosmos [A Dream if Ever There was One] |
Band : Lustre
Album : A Thirst for Summer Rain
Year : 2022
Label : Nordvis Produktion
Bandcamp, Facebook, Spotify, metal-archives
スウェーデンのNachtzeitによる独りアトモスフェリックブラックプロジェクトによる2022年作8thアルバム.2008年から本プロジェクトをスタートし,EP, Split作など多数発表,またNachtzeitは,他にも様々なプロジェクトで活動中.Twitterでアートワークなどを見かけて気になりチェック.
レトロでキラキラしたキーボードサウンドがゆっくり目のブラックメタルサウンドと融合し,そこに咆哮が響き渡るアトモスフェリックブラックメタル.キーボードのフレーズはダンジョンシンセっぽいところも.
本作が初見で,2020年発表の前作[The Ashes of Light]を復習したけど,同じような作りで,どこがどう違うか説明はできんw 前作のアートワークはモノクロで,今作はタイトル通り田舎の夏空って感じなので,退廃感は薄め.個人的には素朴な雰囲気がある新作のほうが好み,ロシアのSkyforestっぽさも感じる.
ブラックメタルの闇の中,煌めく一縷の輝きをメロディで表現し,音の空間をうまく使って浮遊感漂う異世界感を楽しめる.
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Lustre [A Thirst for Summer Rain] Artwork : Benjamin Konig |
Band : Grimgotts
Album : Tales, Sagas & Legends
Year : 2021
Label : Stormspell Records
Bandcamp, Facebook, Spotify, metal-archives
イギリスのメロパワバンドGrimgottsによるコンピレーション作.2020年に発表したEP3作に新曲3曲を追加した作品.13曲目"Fight Against the World"は2016年発表の1st EP [Here Be Dragonlords]収録曲の再録バージョンで,14曲目"Grimgotts Calling"と15曲目"The Lost Chapters"は新曲.
2015年に結成されたファンタジー系のメロパワバンド.DragonForce, Power Questに影響を受けたというサウンドは,ヒロイックさが前面に出たパワーメタル寄りのサウンド.合唱メタル,フォーキッシュな雰囲気と共にクサいメロディが響き渡る作品.良くも悪くも垢抜けないところがマイナー調の哀愁を感じさせる.キーボードのフレーズはパワクエっぽいところも.
Derdian, Magic OperaのKey奏者Marco Garauが1曲でゲスト参加.
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Grimgotts [Tales, Sagas & Legends] Artwork : Yuri Chuchmay |
Band : Dream Unending
Album : Song of Salvation
Year : 2022-11
Label : 20 Buck Spin
Bandcamp, Instagram, Spotify, metal-archives
カナダのデスメタルバンドTomb MoldのDerrick Vella (Gt, Ba)とアメリカのSumerlands, Innumerable Formsで活動するJustin DeTore (Ds, Vo)によるアトモスフェリックデスメタルバンドによる2ndアルバム.2021年に[Tide Turns Eternal]にてデビュー.
14分の大曲で始まり,5分の曲,2曲のインストを挟み16分の大曲で締めるという構成.ラストの"Ecstatic Reign"では前作でも参加した女性ボーカリストMcKenna Raeがゲスト参加.デスメタルパートとアコースティックなパートとのギャップを埋める曲の構成力が凄い.メロウなパートのアダルトな雰囲気が個性的.
1st [Tide Turns Eternal] も聴いたけど本作よりデスメタルカラーが濃く,本作でドゥーム色が強まり,どんよりとスローでアトモスフェリックな世界に進化.
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Dream Unending [Song of Salvation] Artwork : Benjamin A. Vierling |