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2023-02-14

Folkrim [On Foaming Waves] 2022

 

Band : Folkrim
Album : On Foaming Waves
Year : 2022-10
Label : Inverse Records
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フィンランドのフォークメタルバンドによる2ndアルバム.2021年に1stアルバム[Tales of Tumult]を発表し,Inverse Recordsと契約し本作を発表.
基本的にはパワーメタル寄りのフォークメタルで,力強く疾走する楽曲に雄々しいボーカルと笛やヴァイオリンと言ったフォーク要素が散りばめられた作品.Alestormのような陽気でパンキッシュな雰囲気は,アートワークにも描かれている船と関連したパイレーツをテーマにした作品だからなのかも.
前半は海賊サウンドを楽しめるけど,後半になるにつれダレて,ラストが10分弱のゆったり目の曲で散漫に終わってしまうのが残念..

1stもチェックしたけど,勢いがあるパイレーツな2ndに対してミステリアスな1st. とは言え,2ndではボーカル/コーラスの幅が広がり,プロダクション含め全体的にレベルアップしてるのが分かる.何かしら代表曲が欲しいってのと,アルバムよりライブなバンドなのかと.

Folkrim [On Foaming Waves]


2023-01-26

Chaos Over Cosmos [A Dream if Ever There was One] 2022

 

Band : Chaos Over Cosmos
Album : A Dream if Ever There was One
Year : 2022-11
Label : Independent
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ポーランドのマルチプレイヤーRafal Bowmanを中心とするプログレッシブデスメタルプロジェクトによる3rdフル.本作でも昨年発表の2nd [The Silver Lining Between the Stars]と同様にアメリカ人のKC Lyonがボーカルで,その他の楽器をRafalが担当.Twitterで存在を知りチェックした作品 (@metalone).

上記Youtubeは01-06が新曲で,07-10の後半4曲は2020年発表作[The Ultimate Multiverse]収録曲のリレコーディング曲.前半の本編が40分になるけど高密度.アルバムのオープニングから分かるように音数が多いテクデス系,エレクトロっぽい雰囲気もありDragonForceとブラステを足して,メタルコアを少々入れテクニカルにしたような作品.Gt以外はプログラミングとは言え,各楽器のユニゾンとか音の重なりと数がアタオカなレベル.
テンション高めなエクストリーム系が好きな方にオススメ.デスメタル色は薄く苦手な人でもいけるはず.

Chaos Over Cosmos [A Dream if Ever There was One]


2023-01-18

Lustre [A Thirst for Summer Rain] 2022

 

Band : Lustre
Album : A Thirst for Summer Rain
Year : 2022
Label : Nordvis Produktion
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スウェーデンのNachtzeitによる独りアトモスフェリックブラックプロジェクトによる2022年作8thアルバム.2008年から本プロジェクトをスタートし,EP, Split作など多数発表,またNachtzeitは,他にも様々なプロジェクトで活動中.Twitterでアートワークなどを見かけて気になりチェック.

レトロでキラキラしたキーボードサウンドがゆっくり目のブラックメタルサウンドと融合し,そこに咆哮が響き渡るアトモスフェリックブラックメタル.キーボードのフレーズはダンジョンシンセっぽいところも.
本作が初見で,2020年発表の前作[The Ashes of Light]を復習したけど,同じような作りで,どこがどう違うか説明はできんw 前作のアートワークはモノクロで,今作はタイトル通り田舎の夏空って感じなので,退廃感は薄め.個人的には素朴な雰囲気がある新作のほうが好み,ロシアのSkyforestっぽさも感じる.
ブラックメタルの闇の中,煌めく一縷の輝きをメロディで表現し,音の空間をうまく使って浮遊感漂う異世界感を楽しめる.

Lustre [A Thirst for Summer Rain]
Artwork : Benjamin Konig


2023-01-10

Dream Unending [Song of Salvation] 2022

 

Band : Dream Unending
Album : Song of Salvation
Year : 2022-11
Label : 20 Buck Spin
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カナダのデスメタルバンドTomb MoldのDerrick Vella (Gt, Ba)とアメリカのSumerlands, Innumerable Formsで活動するJustin DeTore (Ds, Vo)によるアトモスフェリックデスメタルバンドによる2ndアルバム.2021年に[Tide Turns Eternal]にてデビュー.

14分の大曲で始まり,5分の曲,2曲のインストを挟み16分の大曲で締めるという構成.ラストの"Ecstatic Reign"では前作でも参加した女性ボーカリストMcKenna Raeがゲスト参加.デスメタルパートとアコースティックなパートとのギャップを埋める曲の構成力が凄い.メロウなパートのアダルトな雰囲気が個性的.
1st [Tide Turns Eternal] も聴いたけど本作よりデスメタルカラーが濃く,本作でドゥーム色が強まり,どんよりとスローでアトモスフェリックな世界に進化.

Dream Unending [Song of Salvation]
Artwork : Benjamin A. Vierling


2022-12-26

Jade [The Pacification of Death] 2022

 

Band : Jade
Album : The Pacification of Death
Year : 2022
Label : Pulverised Records
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ドイツ,スペインの混成メンバー3人によるアトモスフェリックデスメタルバンドによる1stフル.2019年に1stEP [Smoking Mirror]を発表し本作に至る.Twitterで存在を知った作品で,本作(そしてEPも)のアートワークがAdam Burke作ということもきっかけに (@metalone). 

J./ M./ A. という謎のトリオ編成のバンドでレコーディングを含めスペインを中心に活動しているバンド.
少し前のEnslavedのような咆哮VoとクリーンVoを中心とするアトモスフェリック系で,雄々しいメロディが配されてどっしりとした楽曲.そこまで疾走感はないものの,ギターのメロディとボーカルの掛け合いによる歌メロがしっかりとしており,バンドサウンドとして全体がまとまっている漢臭い作品.

Jade [The Pacification of Death]
Artwork : Adam Burke


2022-12-20

Opus Arise [The Network] 2022

 

Band : Opus Arise
Album : The Network
Year : 2022
Label : Independent
Bandcamp, Facebook, Spotify, @OpusArise, metal-archives

カナダのシンフォニックメタルバンドによる2ndフル.Voがおらず代わりにヴァイオリンやチェロのメンバーが在籍する変わった編成で,メンバーの入れ替わりはあったもののデビュー時からVoレスのインスト志向のバンド.theProgSpaceで紹介されていて存在を知ったバンド.

ストリングスたっぷりで単調かと思いきやGt, Ba, Keyも頑張っていてフォーク臭漂うメロスピみたいな雰囲気から,上品な薫りでアートワークやMVの通り都会的でモダンな雰囲気もあり,各楽器が複雑に絡み展開するところはプログレ風.
1stアルバム[Revelation]もチェックしたけど,2ndの方が整合性が取れていてキャッチーに仕上がってる気がする.逆に言うと1stの方がプログレ度が強く緊張感が高い作品.

Opus Arise [The Network]
Artwork : Daniel Reyes


2022-12-15

Forelunar [Beloved and a Thousand Seraphim] 2022

 

Band : Forelunar
Album : Beloved and a Thousand Seraphim
Year : 2022
Label : Ardawahisht Kollective
Bandcamp, Facebook, Spotify, metal-archives

イランのHarpag Karnikによる独りアトモスフェリックブラックメタルユニットによる3rdアルバム.2019年に1stフル[Sonorous Colours of Dolour], 2021年に2ndフル[Forlorn in Despair]を発表し本作が3枚目.
今年2022年イランで事件になった女性の自由に関する弾圧に立ち向かう女性たちへ捧げる作品とのこと.NYPでBandcampで配信中.
For Woman. For Life. For Freedom. For Persia.

聖歌の荘厳さとポストブラックメタルの狂気,暴虐性が融合.聖歌と言えばDol Ammadがトランス系とメタルをミックスしたのにも衝撃を受けたけど,相性はコチラの方が上.悲哀と慟哭が衝突し,エクストリームの極み.本物の聖歌隊とバンドで演奏されたら昇天まちがいなし.
過去作も思わずチェックしたけど,チャントっぽいバッキングにブラックメタルのリフが重なる原型は同じ.いやぁ,新しい扉を開いた感じがする.

Forelunar [Beloved and a Thousand Seraphim]
Artwork : Mahshid Fayaz


2022-12-12

Emetropia [Equinox] 2022

 

Band : Emetropia
Album : Equinox
Year : 2022
Label : Independent
Bandcamp, Facebook, Spotify, OfficialHP, metal-archives, S.A.MUSIC

スウェーデンの女性Vo入りシンフォニックメタルバンドによる1stフル.2018年に1stEP [Procession of the Kings]を発表し昨年にシングルを発表後,本作を発表.
アルバムは,初期のNightwishを彷彿とさせるメタル要素たっぷりなシンフォニックメタル.疾走チューンも多めで,オーケストレーションよりキーボードを含めバンドサウンドが多いのが好印象 (最近のNightwishはサントラに近いので--;)
ツアーにも帯同したVisions of Altantis, そしてEdenbridgeらと肩を並べるクオリティの作品.

Emetropia [Equinox (Symphonic Edition)] 2022

本作をシンフォニックアレンジ,およびインストのオーケストラアレンジされた楽曲も公開中.このクオリティでインディーからのリリースってのが信じれん.

アートワークはJani Stefanovic. そう日本でも人気があったDivinefire, Solution .45などの中心人物.今年2022年にSolution .45でも共に活動するChristian Alvestam (Vo)と共にMiserationでアルバム[Black Miracles and Dark Wonders]を発表.ドラマティックなアレンジを施したメロデス作.

Emetropia [Equinox]
Artwork : Jani Stefanovic


2022-11-25

Clamoris [Opus Limbonica] 2022

 

Band : Clamoris
Album : Opus Limbonica
Year : 2022-10
Label : Inverse Records
Bandcamp, Facebook, Spotify, OfficialHP, metal-archives

フィンランドのメロデスバンドClamorisの1stフル.2017年結成で2018年にシングルを発表し,本作でInverseと契約しデビュー.5人のメンバー中2人(Vo&Ba, Ds)が同じくInverseから2021年にデビューしたメロデスバンドWolftopiaでも活動中.Inverseからのメルマガで知ったバンド (@metalone).

CoB直系のクラシカルなアレンジがされたGtとKeyの掛け合いが楽しめるメロデス.印象的なのはイェンスっぽいチェンバロ風のキーボードの音色.キーボードソロも多めで,音もそこまで歪んでないのでグロウル以外は北欧メロスピに近い雰囲気. 

ClamorisのVo&BaはWolftopiaではGtを担当しており歌声が違うっていうのと,Wolftopiaには専任Keyがいないので,同じメロデスでもマイルドで様式美なClamorisとアグレッシブなWolftopiaと棲み分けができている.
もちろん両作品共,北欧メロデスとして上々の作品.
Wolftopia [Ways of the Pack] 2021

Clamoris [Opus Limbonica]
Artwork : Roberto Toderico


2022-11-14

The Silent Wedding [Ego Path] 2022

 

Band : The Silent Wedding
Album : Ego Path
Year : 2022-02
Label : Independent
Bandcamp, Facebook, Spotify, OfficialHP, metal-archives

ギリシャのパワーメタルバンドThe Silent Weddingによる2022年発表の3rdアルバム.2006年結成で2017年発表の2nd [Enigma Eternal]以来5年ぶりとなる新作.アートワークがTravis Smith作ってので巡り合った作品.1st [Livin Experiments], 2ndのアートワークも同じくTravis Smithが担当.

サウンド的には正統派なメロパワ系.キーボード奏者も在籍しているけど華麗なソロを決め前面に出てくるタイプではなく,あくまでも主役はボーカルと各楽器の組み合わさったリフで,特にMarios Karanastasisの歌いっぷりがイイ.EvergreyやKamelot系でルーツはSavatageなプログパワーメタル.と思ったけど,Judas Priestのカバーもしていたみたいなので,そっち系にも聴こえる.

The Silent Wedding [Ego Path]
Artwork : Travis Smith


2022-11-02

Depressed Mode [Decade of Silence] 2022

 

Band : Depressed Mode
Album : Decade of Silence
Year : 2022-05
Label : Inverse Records
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フィンランドのシンフォニックドゥームメタルバンドDepressed Modeによる2022年発表の3rdアルバム.2005年に結成され,2007年に[Ghosts of Devotion], 2009年に[..for Death..]を発表した後,2010年に活動休止.元のメンバー4人で2020年に再結成.

Inverse Recordsからのメールで存在を知ったバンド/作品 (@metalone). 再結成前の活動に関しては全く知らず,本作にてDepressed Modeデビュー.

本アルバムは,しっかりとしたオーケストラアレンジがなされたソプラノボーカル入りのドゥーム作.女性ボーカルはFleshgod Apocalypseでも歌うVeronica Bordacchini嬢が全面でゲスト参加.ドゥームらしい重低音をメインとしながらも,男クリーンボーカル(Otto Salonenが2声を使い分け??)の比率も多く,スピード感もあり緩急起伏が付いておりメロデス好きにも受け入れられる作品.

フィンランドといえばのFinnvox StudiosでMika Jussilaによるマスタリングってこともあり安心安定のサウンド.
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Depressed Mode 3rd "Decade of Silence" @ Hepatic Disorder

Depressed Mode [Decade of Silence]
Artwork : Kalle Pyyhtinen

2022-10-20

Trial [Feed the Fire] 2022

 

Band : Trial
Album : Feed the Fire
Year : 2022-09
Label : Metal Blade Records
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スウェーデンの正統派ヘビーメタルバンドTrialの4thアルバム.2017年に3rd[Motherless]を発表し,VoがArthur W. Anderssonにチェンジし2021年発表のEP[Sisters of the Moon]を挟んで本作を発表.EPはFleetwood Macの表題曲とBlack Sabathの"Die Young"のカバーのみだったので,久しぶりとなるオリジナル作.EP同様,本作もMetal Bladeからの発売で,アートワークもCostin Chioreanu作.

本作でTrialを初体験したけど,めっちゃ正統派なヘビーメタル.一時期流行ったNWOTHMに近い雰囲気ながら,スラッシュ色も少なくDio期のサバスがハマるのも分かる.装飾も少なく,まんま生音でライブできそうな楽曲揃い.ギター2本で奏でられるメロディ,そしてメタルな歌声,Voがチェンジし,暑苦しさと共に力強さが増している.
力強い歌声が響く交じりっけのないヘビーメタル作.Dioっぽいってところで,Astral Doorsなどに近い雰囲気.

実はアメリカのプログレバンドのBirthと勘違いしていたなんて書けへんw ハモンド使いまくりのビンテージサウンドをイメージしていた人……
Birth "For Yesterday" from [Born] 2022

Trial [Feed the Fire]
Artwork : Costin Chioreanu


2022-10-18

Obsidian Skies [Saturnian (EP)] 2022

 

Band : Obsidian Skies
Album : Saturnian
Year : 2022-10
Label : Independent
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アメリカの二人組プログレッシブデスメタルユニットの3曲入りデビューEP.
Endlightというバンドで活動していたTim WatervoortとLogan Doughertyによるユニットで,バンド解散後,学業やバンドなど別々の活動をしていたさなか,COVID-19のパンデミックをきっかけに本プロジェクトを始動.
 

影響を受けたバンドとしてFleshgod Apocalypse, Alkaloid, Ne Obliviscarisが挙げられているとおり,大仰なシンフォニックアレンジがなされたプログレッシブデスメタル.クリーンVoも多めで,ヘビーさを含めてデスメタル色は濃くなくWilderunに近い気がする.この辺りのアグレッション及びプロダクションが改善されたら,さらに化けそうな予感.

SFちっくなアートワークの作者が気になるけど情報は見つからず…

Obsidian Skies [Saturnian (EP)]


2022-10-14

Xaon [The Lethean] 2022

 

Band : Xaon
Album : The Lethean
Year : 2022-07
Label : Independent
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スイスのシンフォニックデスメタルバンドXaonの3rdアルバム.2022年発表.2014年結成で,2017年に1st [The Drift]をSliptrick Recordsから, 2019年に2nd [Solipsis]をMighty Musicから,それぞれ発表し,本作はレベールを離れ独自リリース.2018年にはObscuraの来日公演のサポートで来日経験もあるバンド.
前作[Solipsis]で存在を知ったバンド,詳細は Xaon [Solipsis] へ (@metalone).

アルバムの方は,Fleshgod Apocalypseを彷彿とさせるような豪華なオーケストラアレンジが施されたメロデス作.ファストなナンバーも多く,中心人物であるRob Carsonの歌唱もクリーン,グロウル共に力強い劇的シンフォメロデス.音もクリアでスケールアップしている.

Xaon [The Lethean]
Artwork : Chris Kiesling


2022-09-29

Lunar Spells [Demise of Heaven] 2022

 

Band : Lunar Spells
Album : Demise of Heaven
Year : 2022-09
Label : Northern Silence Productions
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ギリシャの3人組ブラックメタルバンドLunar Spellsによる2ndアルバム.2020年に結成後,EPを発表し2021年に1stアルバム[Where Silence Whispers]を発表し,本作に至る.

本作も1st同様,6曲収録で36分前後というコンパクトな作品.メンバーの写真を見るとコープスペイント,鋲の付いた衣装,釘が刺さったこん棒などオールドスクールなブラックメタルを彷彿とさせる.
最近多い独りブラックメタルユニットと違いバンド体制なので,主要な楽器は生音のため音は荒めながら,控えめなキーボードアレンジと共に疾走感を感じることができるメロブラ作品.

Lunar Spells [Demise of Heaven]
Artwork : Mars Triumph Art


2022-09-12

Dol Theeta [Monad] 2022

 

Band : Dol Theeta
Album : Monad
Year : 2022-06
Label : Independent
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ギリシャのエレクトロニックアートメタルバンドDol Ammadに参加したメンバー3人による派生プロジェクトDol Theeta. 2008年発表の[The Universe Expands]以来となる2ndアルバム.@Sabbath31Aria さんがツイートされていて復活を知る.

Dol Ammadがクワイアxメタルxトランスであるのに対して,こちらのDol Theetaはメタル成分が幾分か弱めで,スローな曲が多くアンビエントな雰囲気.クワイアではなく女性ボーカルがメインで,そこにスクラッチなども入りEDMっぽさも出ていてメタルっぽさが少ないのが個人的には残念.

前作を聴き直したけど,同じような作風でした……当時は衝撃的やった記憶があるけど,Dol Ammadとごっちゃになってるな,これは.

Dol Theeta [Monad]
Artwork : Thanasis Lightbridge


2022-09-07

Dawnwalker [House of Sand] 2022

 

Band : Dawnwalker
Album : House of Sand
Year : 2022-08
Label : Independent
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イギリスのポストメタルバンドDawnwalkerによる2022年発表の5thアルバム.この新作情報を見かけて新曲"Coming Forth By Day"をチェックし,気になり過去作をチェックしたバンド (@metalone).
前作に関しては,Dawnwalker [Ages] 2020 を参照.

Opethのプログレッシブデス, Paradise Lostのゴシックメタル,Ghost Bathのポストメタルなどを昇華したような作品.これらをミックスしたアンバランスでカオスなサウンドは,前作と比べても進化していて,退廃的な空気感はSentencedを現代化したように感じる.

ボーカルメロディを大事にしていて,ポジティブな方向への動きはないけど,怒りや悲しみといった感情の流れを男女の歌声で表現しているストーリー性を感じるアルバム.よく言うと聴き応えがあり,悪く言うと聴いていて疲れる,コンセプトアルバムっぽさを感じる深い作品.

曲名でもありアルバムタイトルでもあるHouse of SandはElvis Presleyの楽曲名. 

Dawnwalker [House of Sand]
Artwork : Mitchell Nolte


2022-09-02

Aktarum [Trollvengers] 2022

 

Band : Aktarum
Album : Trollvengers
Year : 2022-03
Label : Art Gates Records
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ベルギーのTroll Metalを称する5人組フォークメタルバンドによる3rdアルバム.2005年に結成され,2010年に[Gang of Trolls], 2018年に[Ragnatroll]を発表.前作まではインディーからの発表であったが,Art Gates Recordsと契約し初となる作品.

Troll Metalというだけあって,アルバム名はもとより曲名,そしてメンバー名にもTrollが付いているという徹底ぶり.Trollと言えば,Finntrollを思い出すけど,彼らよりメロデス度は薄めでパワーメタル寄りで力強いスタイル.笛の奏者はいないものの,楽曲中には笛が乱舞しており勇壮な楽曲に明るいノリを加えている.

上記Finntroll以外にもTurisas, Ensiferumなど好きな方にオススメ. 

Aktarum [Trollvengers]
Artwork : Laury Hammer


2022-08-28

Jani Liimatainen [My Father's Son] 2022

 

Band : Jani Liimatainen
Album : My Father's Son
Year : 2022-05
Label : Frontiers Records
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元Sonata Arcticaで現在は Cain's Offering, Insomnium, The Dark Elementなどで活動するギタリストによる初のソロアルバム.多岐に渡って活動してるってこともあり,ゲストVoが豪華.曲作りもしているStratovariusからはTimo Kotipelto (#04, #07, もちろんCain's Offeringからでもあり,同じ経緯でJens JohanssonもKeyで参加), The Dark ElementからはAnette Olzon (#08)など.

とは言え,何と言っても話題はSonata ArcticaのTony Kakkoと#02 "All Dreams Are Born to Die"で共演していること.アルバムとしては,今のSonata, 昔のSonataとも違うメロハーを楽しめる.とは言え,各曲をゲストVoが持ち回りで歌っているので,アルバムトータルでの統一性が欠けるのが難点.

05 "Side by Side", 06 "The Music Box"の流れとか,今までのヤニのイメージと違うメロディックな曲で,その後のコティが歌う07 "Into The Fray"はCain'sっぽい.ヤニのいろんな側面を感じつつ,リラックスしてメロディを楽しむ作品.

というわけで,Cain's Offeringの再始動を待つ...Stratovariusも動き出してるし難しいやろうけど.まぁヤニがストラトの曲作りにも関わっていて関係性は続いてると思うし,適当なタイミングでオナシャス.

Jani Liimatainen [My Father's Son]


2022-08-23

IATT [Magnum Opus] 2022

 

Band : IATT
Album : Magnum Opus
Year : 2022-05
Label : Black Lion Records
Bandcamp, Facebook, Spotify, @iamthetrireme, metal-archives

アメリカのプログレッシブデスメタルバンドIATTによる3rdアルバム.2022年発表.2019年に発表された[Nomenclature]と同じ4人構成で,同じくBlackLionからの発売.

前作同様のプログレッシブデスメタル作で,Thank You ScientistのBen Karasがゲスト参加するヴァイオリンが効果的でNe Obliviscarisのような雰囲気も.Voがグロウルじゃなかったら,ダークプログメタル系でも通じるぐらいメロディも豊富なエクストリーム系. 

また,ヴァイオリンだけでなく,新作で耳に残るのがサックスの音色.ShiningのJorgen MunkebyとBurial in the SkyのZach Strouseという二人のプレイヤーがゲスト参加.Sigh然りアバンギャルドな雰囲気が出ていて効果的.

アートワークはAdam Burke作.IATTはI Am The Triremeの略.Triremeは古代ギリシャの軍艦という意味みたいやけど,別の意味合いを持っているかどうかは不明.

IATT [Magnum Opus]
Artwork : Adam Burke